分散型取引所(DEX)とは、ブロックチェーン技術を利用して、仲介者や中央機関を介さずに、ユーザー同士が直接取引できる仕組みの仮想通貨取引所です。
DEXは、ハッキングや不正アクセスなどのリスクが低く、基本的には中央集権型取引所(CEX)よりも低い手数料で取引することができます。
ただし、DEXの手数料は、取引所の種類や、取引の規模、ブロックチェーンの種類や混雑状況などによって変動するため、CEXに比べると手数料がいくらかかるのかが、わかりづらくなっています。
そこで、今回は手数料が安くて日本語に対応している分散型取引所(DEX)を厳選し、ランキング形式でご紹介していきます。
記事の後半では、DEXの手数料の仕組みや、手数料を安く抑える方法なども解説していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
分散型取引所(DEX)の手数料比較ランキング
総合スコア(ランキング根拠)について
ランキングの根拠となる総合スコアは、分散型取引所(DEX)を選ぶ際にポイントとなる「取扱銘柄数(通貨ペア数)、取引手数料、流動性および取引量、レバレッジ取引の最大倍率、取引所の信頼性」などを総合的かつ相対的に判断し、当サイトが独自のアルゴリズムを用いて100点満点で算出したものになります。
1位:dYdX
86.21 (100点中)
パーペチュアル取引に特化した分散型取引所!
業界No.1の流動性(取引量)を実現
取扱銘柄数 | 37種類 |
売買手数料 | メイカー注文:0.02% |
テイカー注文:0.05% | |
レバレッジ取引 | 最大20倍 |
取引所種別 | 分散型(DEX) |
- StarkExによる高速取引の実現
- パーペチュアル(無期限先物)取引に特化している
- ガバナンストークン「DYDX」の発行
86.21 (100点中)
取扱銘柄数 37種類
売買手数料 0.02%~0.05%
レバレッジ取引 最大20倍
パーペチュアル取引に特化した分散型取引所!業界No.1の流動性(取引量)を実現
- StarkExによる高速取引の実現
- パーペチュアル(無期限先物)取引に特化している
- ガバナンストークン「DYDX」の発行
2位:Apex Protocol
78.67 (100点中)
Trade to Earnを採用!
3種類の独自トークンを発行する次世代のDEX
取扱銘柄数 | 21種類 |
売買手数料 | メイカー注文:0.02% |
テイカー注文:0.05% | |
レバレッジ取引 | 最大30倍 |
取引所種別 | 分散型(DEX) |
- Soul Bound Tokenの発行
- ガバナンストークン「APEX」とリワードトークン「BANA」の発行
- 分散型ソーシャルトレーディングの実現
78.67 (100点中)
取扱銘柄数 21種類
売買手数料 0.02%~0.05%
レバレッジ取引 最大30倍
Trade to Earnを採用!3種類の独自トークンを発行する次世代のDEX
- Soul Bound Tokenの発行
- ガバナンストークン「APEX」とリワードトークン「BANA」の発行
- 分散型ソーシャルトレーディングの実現
3位:ApolloX
82.11 (100点中)
低コストで信頼性の高い分散型取引所!
豊富な取扱銘柄数と最大1001倍のハイレバレッジを提供
取扱銘柄数 | 124種類 |
売買手数料 | メイカー注文:0.02% |
テイカー注文:0.07% | |
レバレッジ取引 | 最大1001倍 |
取引所種別 | 分散型(DEX) |
- 最大1001倍のハイレバレッジが可能
- 低い取引手数料
- 取引の透明性が高い
82.11 (100点中)
取扱銘柄数 124種類
売買手数料 0.02%~0.07%
レバレッジ取引 最大1001倍
低コストで信頼性の高い分散型取引所!豊富な取扱銘柄数と最大1001倍のハイレバレッジを提供
- 最大1001倍のハイレバレッジが可能
- 低い取引手数料
- 取引の透明性が高い
4位:PancakeSwap
91.48 (100点中)
ユーザー数世界1位の分散型取引所!
豊富なDeFiサービスと高速で低コストな取引環境を提供
取扱銘柄数 | 3,616種類 |
売買手数料 | メイカー注文:0.05% |
テイカー注文:0.05% | |
レバレッジ取引 | 最大150倍 |
取引所種別 | 分散型(DEX) |
- 豊富なDeFiサービスを提供
- マルチチェーンに対応
- 高速で低コストな取引
91.48 (100点中)
取扱銘柄数 3,616種類
売買手数料 0.05%
レバレッジ取引 最大150倍
ユーザー数世界1位の分散型取引所!豊富なDeFiサービスと高速で低コストな取引環境を提供
- 豊富なDeFiサービスを提供
- マルチチェーンに対応
- 高速で低コストな取引
5位:Kine Protocol
83.75 (100点中)
ガス料金が無料の分散型取引所!
独自アルゴリズム「Peer to Pool」を採用
取扱銘柄数 | 38種類 |
売買手数料 | メイカー注文:0.05% |
テイカー注文:0.05% | |
レバレッジ取引 | 最大200倍 |
取引所種別 | 分散型(DEX) |
- ガス料金が無料
- Peer to Poolの採用
- 最大200倍のハイレバレッジ機能を提供
83.75 (100点中)
取扱銘柄数 38種類
売買手数料 0.05%
レバレッジ取引 最大200倍
ガス料金が無料の分散型取引所!独自アルゴリズム「Peer to Pool」を採用
- ガス料金が無料
- Peer to Poolの採用
- 最大200倍のハイレバレッジ機能を提供
6位:DODO
75.26 (100点中)
PMMアルゴリズムを採用したDEX!
豊富な取扱銘柄数とクラウドプーリングを提供
取扱銘柄数 | 287種類 |
売買手数料 | メイカー注文:0% |
テイカー注文:0.1% | |
レバレッジ取引 | なし |
取引所種別 | 分散型(DEX) |
- PMMアルゴリズムを採用
- 流動性提供者に優しい
- クラウドプーリングの提供
75.26 (100点中)
取扱銘柄数 287種類
売買手数料 0%~0.1%
レバレッジ取引 なし
PMMアルゴリズムを採用したDEX!豊富な取扱銘柄数とクラウドプーリングを提供
- PMMアルゴリズムを採用
- 流動性提供者に優しい
- クラウドプーリングの提供
7位:GMX
76.29 (100点中)
マルチチェーンに対応した分散型取引所!
高速で低コストな取引環境を提供
取扱銘柄数 | 51種類 |
売買手数料 | メイカー注文:0.1% |
テイカー注文:0.1% | |
レバレッジ取引 | 最大50倍 |
取引所種別 | 分散型(DEX) |
- 高速で低コストな取引を実現
- マルチチェーンに対応
- ガバナンストークンの発行
76.29 (100点中)
取扱銘柄数 51種類
売買手数料 0.1%
レバレッジ取引 最大50倍
マルチチェーンに対応した分散型取引所!高速で低コストな取引環境を提供
- 高速で低コストな取引を実現
- マルチチェーンに対応
- ガバナンストークンの発行
8位:Jupiter
77.29 (100点中)
Solanaチェーンを基盤にしたDEXアグリゲーター!
スワップやDCAなどの豊富な機能を提供
取扱銘柄数 | 129種類 |
売買手数料 | メイカー注文:0.1% |
テイカー注文:0.2% | |
レバレッジ取引 | 最大100倍 |
取引所種別 | 分散型(DEX) |
- スワップ機能の提供
- DCA機能の導入
- ブリッジ機能の提供
77.29 (100点中)
取扱銘柄数 129種類
売買手数料 0.1%~0.2%
レバレッジ取引 最大100倍
Solanaチェーンを基盤にしたDEXアグリゲーター!スワップやDCAなどの豊富な機能を提供
- スワップ機能の提供
- DCA機能の導入
- ブリッジ機能の提供
9位:PulseX
69.41 (100点中)
独自のチェーン上に構築された新しいDEX!
ブリッジ機能とイールドファーミングを提供
取扱銘柄数 | 81種類 |
売買手数料 | メイカー注文:0.29% |
テイカー注文:0.29% | |
レバレッジ取引 | なし |
取引所種別 | 分散型(DEX) |
- イールドファーミングサービスを提供
- ブリッジ機能を提供
- ガバナンストークン「PLSX」の発行
69.41 (100点中)
取扱銘柄数 81種類
売買手数料 0.29%
レバレッジ取引 なし
独自のチェーン上に構築された新しいDEX!ブリッジ機能とイールドファーミングを提供
- イールドファーミングサービスを提供
- ブリッジ機能を提供
- ガバナンストークン「PLSX」の発行
10位:Uniswap
87.46 (100点中)
AMMを採用したDEX界のパイオニア!
高い流動性と高速な取引環境を提供
取扱銘柄数 | 3,302種類 |
売買手数料 | メイカー注文:0.3% |
テイカー注文:0.3% | |
レバレッジ取引 | なし |
取引所種別 | 分散型(DEX) |
- AMM(自動マーケットメイカー)の採用
- ERC-20トークンを自由にスワップできる
- ガバナンストークン「UNI」の発行
87.46 (100点中)
取扱銘柄数 3,302種類
売買手数料 0.3%
レバレッジ取引 なし
AMMを採用したDEX界のパイオニア!高い流動性と高速な取引環境を提供
- AMM(自動マーケットメイカー)の採用
- ERC-20トークンを自由にスワップできる
- ガバナンストークン「UNI」の発行
分散型取引所(DEX)の仕組みや特徴
分散型取引所(DEX)は、従来の中央集権型取引所(CEX)の仕組みとは異なる点が多く、利用するにあたって注意すべき点や、知っておいたほうが良いことなどが数多く存在します。
ここからは、分散型取引所(DEX)の仕組みから、中央集権型取引所(CEX)との違い、DEXを利用するメリットとデメリットについて、順番に解説していきます!
分散型取引所(DEX)とは
分散型取引所(DEX)とは、ブロックチェーン技術を利用して、仲介者や中央機関を介さずに、ユーザー同士が直接仮想通貨を取引できる仕組みを採用している取引所のことです。
DEXでは、ユーザーは自分のウォレットから直接、仮想通貨を送受信できるため、資産の管理やセキュリティに関しては自分で責任を持つ必要があります。
また、DEXでは、ブロックチェーン上でスマートコントラクトと呼ばれるプログラムによって、取引の成立や決済が自動で行われます。
スマートコントラクトとは、取引の条件やルールを事前に決めておき、それに従って取引を実行する仕組みのプログラムのことであり、ブロックチェーンのネットワークに参加するノードと呼ばれるコンピューターによって、分散的に検証が行われます。
そのため、DEXは、中央集権型取引所(CEX)に比べて、ハッキングや不正操作のリスクが低く、透明性や信頼性が高いと言われています。
管理者などがいない分、資産の管理などは自己責任ですが、取引などが分散的に検証されるため、一般的にCEXよりもDEXのほうが安全性や透明性は高いと言われています。
分散型取引所(DEX)と中央集権型取引所(CEX)の違いは?
分散型取引所(DEX)と中央集権型取引所(CEX)の違いは、主に以下の3点です。
- 資産の管理
- 取引の成立
- 取引の種類
順番に解説していきますね。
資産の管理
- 分散型取引所(DEX)の場合
-
ユーザーは自分のウォレットから直接仮想通貨を送受信できるため、資産の管理に関しては自分で責任を持つ必要がある。
- 中央集権型取引所(CEX)の場合
-
ユーザーは取引所のウォレットに仮想通貨を預ける必要があり、取引所が資産の管理を担ってくれるが、取引所がハッキングや不正操作に遭うリスクがある。
取引の成立
- 分散型取引所(DEX)の場合
-
ブロックチェーン上のスマートコントラクトによって取引の成立や決済が行われるため、取引の速度や効率性はブロックチェーンの状況に依存する。
- 中央集権型取引所(CEX)の場合
-
取引所の内部システムによって取引の成立や決済が行われるため、取引の速度や効率性は取引所のシステムの性能に依存する。
取引の種類
- 分散型取引所(DEX)の場合
-
主にブロックチェーン上で発行されたトークンや仮想通貨同士の取引のみが行われるため、法定通貨(円やドルなど)は利用できない。
- 中央集権型取引所(CEX)の場合
-
ブロックチェーン上の資産だけでなく、法定通貨(円やドルなど)での取引も行うことができる。
分散型取引所(DEX)のメリットとデメリットは?
分散型取引所(DEX)を利用するメリットとデメリットは主に以下のようなものが挙げられます。
- メリット
-
- ハッキングや不正操作のリスクが低い
- 透明性や信頼性が高い
- 手数料が安い
- デメリット
-
- 資産の管理に関しては自己責任
- 法定通貨の取引はできない
それぞれ、ひとつずつ解説していきますね。
メリット
- ハッキングや不正操作のリスクが低い
-
分散型取引所(DEX)では、資産の管理や取引の成立(契約)などはブロックチェーン上で行われるため、中央集権型取引所(CEX)に比べて、ハッキングや不正操作のリスクが低くなります。
また、分散型取引所(DEX)では、ユーザーの個人情報や取引履歴などのデータもブロックチェーン上に暗号化されて保存されるため、プライバシーの保護性能も高くなっています。
- 透明性や信頼性が高い
-
分散型取引所(DEX)では、取引の条件やルールはスマートコントラクトによって事前に定められており、ブロックチェーン上にも公開されるため、取引の内容や結果は誰でも確認することができ、改ざんや隠蔽ができません。
また、分散型取引所(DEX)では、取引の成立や決済はブロックチェーンのネットワークに参加するノードによって分散的に検証されるため、不正な取引操作などもできなくなっています。
- 手数料が安い
-
分散型取引所(DEX)では、仲介者や中央機関が存在しないため、取引にかかる手数料は中央集権型取引所(CEX)に比べて安くなるほか、ユーザーは自分のウォレットから直接仮想通貨を送受信できるため、入出金にかかる手数料も節約できます。
デメリット
- 資産の管理に関しては自己責任
-
分散型取引所(DEX)では、ユーザーは自分のウォレットから直接仮想通貨を送受信できるため、資産の管理に関しては、自分で責任を持つ必要があります。
そのため、ユーザーは自分のウォレットの秘密鍵やパスワードなどの情報を紛失したり、第三者に盗まれたりしないように注意しなければなりません。
また、DEXでは、取引のキャンセルや返金ができない場合が多いため、取引内容をよく確認しておく必要があります。
- 法定通貨の取引はできない
-
分散型取引所(DEX)では、主にブロックチェーン上で発行されたトークンや仮想通貨同士の取引しかできないため、法定通貨を使用した取引を行うことはできません。
分散型取引所(DEX)の手数料の仕組み
分散型取引所(DEX)の手数料は一律で定まっている場合や、ブロックチェーンネットワークの混雑状況によって変動する場合などがあり、CEXと比べて複雑な仕組みになっています。
ここでは、DEXの手数料の仕組みについて、以下の点から解説していきます。
- 手数料の種類
- 手数料の支払い方法
順番に見ていきましょう!
分散型取引所(DEX)の手数料の種類
分散型取引所(DEX)の手数料は、主に以下の2種類に分けられます。
- 取引手数料
- 入出金手数料
取引手数料
DEXで取引を行う際にかかる手数料のことで、取引の種類や量、ベースとするブロックチェーンの種類やネットワークの混雑状況などによって変動します。
一般的に、取引手数料は、取引の成立や決済に必要なガス代と呼ばれる手数料と、DEXの運営者や流動性提供者に支払うプラットフォーム手数料と呼ばれる手数料の合計で構成されます。
ガス代は、ブロックチェーン上でスマートコントラクトを実行する際にかかる手数料で、ブロックチェーンの混雑状況などによって変動し、プラットフォーム手数料は、DEXのサービスや流動性を維持するためにかかる手数料で、DEXの規定などによって変動します。
入出金手数料
DEXで仮想通貨を入出金する際にかかる手数料のことで、仮想通貨の種類や量、ネットワークの混雑状況などによって変動します。
一般的に、入出金手数料は、仮想通貨の送受信に必要なガス代と呼ばれる手数料と、DEXの運営者やブリッジサービス(異なるブロックチェーン間での取引)に支払うプラットフォーム手数料と呼ばれる手数料の合計で構成されます。
ガス代は、ブロックチェーン上で資産を移動する際にかかる手数料で、ブロックチェーンネットワークの混雑状況によって変動し、プラットフォーム手数料は、DEXやブリッジ機能のサービスやセキュリティを維持するためにかかる手数料で、DEXごとに異なります。
分散型取引所(DEX)の手数料の支払い方法
分散型取引所(DEX)の手数料は、主に以下の2つの方法で支払うことができます。
- ネイティブトークンで支払う
- ステーブルコインで支払う
ネイティブトークンで支払う
DEXの多くは、自分たちのプラットフォームやサービスに関連するネイティブトークンと呼ばれる独自のトークンを発行しています。
例えば、ユニスワップ(Uniswap)では「UNI」を、パンケーキスワップ(PancakeSwap)では「CAKE」をそれぞれネイティブトークンとして発行しています。
ユーザーは、これらのネイティブトークンを保有していると、そのDEX内での取引手数料が割引されたり、無料になったりする場合があります。
また、これらのネイティブトークンをDEXの流動性プールに提供することで、ほかのユーザーが取引した際の手数料の一部を受け取ることができます。
ステーブルコインで支払う
一部のDEXでは、ステーブルコインと呼ばれる価値が安定したトークンで手数料を支払うことができます。
例えば、USDTやUSDCなどのステーブルコインは、1トークンが1米ドルに相当する価値を保つように設計されています。
そのため、ユーザーは、ステーブルコインで手数料を支払うことで、手数料の価格変動や流動性の問題を回避することができます。
分散型取引所(DEX)の手数料を安く抑える方法
分散型取引所(DEX)では、ガス代の高騰などによって手数料がかさんでしまい、収益率が低下してしまうことがよくあります。
そのため、DEXで手数料を抑えるためにできる対策を知っておき、なるべくコストをかけずに運用することが重要です。
DEXで手数料を安く抑える(収益率を高める)方法としては、主に以下のようなものがあります。
- 通常出金を利用する
- ガス代の高騰を回避する
- 流動性プールに参加する
ひとつずつ解説していきますね!
通常出金を利用する
分散型取引所(DEX)で資産を出金する際には、高速出金と通常出金の2つの方法があります。
高速出金とは、分散型取引所(DEX)のサービス提供者が、ユーザーの出金を保証し、ブロックチェーンの確認を待たず、即座に出金できる方法です。
この方法を利用すれば、自分の好きなタイミングですぐに出金することができますが、DEXのサービス提供者に対して、追加の手数料や担保を支払う必要があります。
反対に、通常出金は、分散型取引所(DEX)のサービス提供者を介さずに、ブロックチェーン上で直接資産を出金する仕組みになっており、ユーザーは、追加の手数料や担保を支払う必要がありません。
そのため、できるだけコストを抑えたい方は、なるべく通常出金を利用するようにしましょう。
ただ、通常出金を利用するには、ブロックチェーンの確認を待つ必要があり、出金速度は、ブロックチェーンの混雑状況に依存します。
基本的には通常出金を利用して、どうしても早く出金したいときは高速出金を利用するといったように使い分けると良いでしょう。
ガス代の高騰を回避する
ガス代の高騰は、基本的にブロックチェーンネットワークが混雑することによって発生するため、自分でガス代の高騰を抑えることは困難です。
ただ、以下のような方法で、ガス代を節約したり、高騰を回避することはできます。
- 取引のタイミングを調整する
- ガス代の上限を設定する
- ガス代の補助サービスを利用する
取引のタイミングを調整する
ガス代は、ブロックチェーンの混雑状況や需要によって変動するため、取引のタイミングを調整することで、ガス代を節約することができます。
例えば、ブロックチェーンの混雑が少ない時間帯や、需要が低い期間に取引を行うと、ガス代が安くなる可能性があります。
ガス代の上限を設定する
ユーザー自身がガス代の上限を設定することで、取引にかかる手数料の上限を決めることができます。
例えば、ユーザーがガス代の上限を10ドルに設定した場合、取引にかかる手数料は10ドル以下になります。
ただし、ユーザーがガス代の上限を低く設定した場合、取引が成立しないか、速度が遅くなることがあり、ガス代の上限設定は、取引の成立や速度に影響を及ぼす可能性があります。
ガス代の補助サービスを利用する
ガス代の補助サービスとは、ユーザーの代わりにガス代を支払うことで、取引にかかる手数料を削減するサービスであり、ガスレス(Gasless)やガスナウ(GasNow)などのサービスでは、ユーザーが自分の資産を担保にして、ガス代を補助してもらうことができます。
ただし、ガス代の補助サービスを利用する場合は、そのサービスの信頼性やセキュリティ、利用条件に注意する必要があります。
流動性プールに参加する
流動性プールとは、分散型取引所(DEX)に預けられた仮想通貨(トークン)の集合体のことです。
ユーザーは自分の資産をDEXに預けて流動性プールに参加することで、以下のようなメリットを得ることができます。
- 手数料を受け取れる
- ネイティブトークンを獲得できる
手数料を受け取れる
流動性プールに参加すると、ユーザーは、自分が供給した資産に対して、DEXの取引手数料の一部を受け取ることができます。
例えば、ユーザーがイーサリアム(Ethereum)とUSDTの流動性プールに参加した場合、イーサリアム(Ethereum)とUSDTの交換にかかる取引手数料の一部を受け取ることができます。
ネイティブトークンを獲得できる
分散型取引所(DEX)の多くは、自分たちのプラットフォームやサービスに関連するネイティブトークンと呼ばれるトークンを発行しており、流動性プールに参加すると、ユーザーは、自分が供給した資産に対して、DEXのネイティブトークンを獲得することができます。
例えば、ユーザーがユニスワップ(Uniswap)の流動性プールに参加した場合、UNIというネイティブトークンを獲得することができます。
ネイティブトークンを保有していると、DEXのガバナンスに参加する権利や、手数料の割引および無料化などの特典を得ることができます。
分散型取引所(DEX)の手数料に関するよくある質問と回答
まとめ
今回は手数料が安いおすすめの分散型取引所(DEX)をランキング形式で紹介してきました。
DEXでの運用や取引において、手数料は収益率に直結する重要な要素です。
そのため、DEXの手数料の仕組みをよく理解しておくことが必要です。
また、手数料を安くする方法なども併せてチェックしておき、なるべくお得に取引できるようにしておきましょう。
取引手数料が低く、お得に取引できる日本語対応のDEXが知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしながら自分に合った取引所を選んでみてくださいね!
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