海外FX業者の中でも、着実に日本での存在感を高めている Errante。
日本市場への本格参入から1年が経過した今、どのような手応えを感じ、どんな課題と向き合ってきたのでしょうか。
今回、ErranteのCEOであるLenas氏に独占インタビューを実施。
日本進出の背景から、サービス改善の裏側、信頼構築に対する考え方、そして2年目に向けた展望まで、率直な想いを語っていただきました。
日本市場参入から1年:日本進出のきっかけと手応えを教えてください
ビットノート編集部まずは、日本市場に参入した背景からお聞かせください。この1年を振り返って、率直な手応えはいかがでしょうか。



私は長い間、海外FX業界に携わってきました。その経験を通じて、日本の投資家の方々が非常に情報収集に熱心で、海外FXのメリットを正しく理解しながら活用したいというニーズがあることを知りました。そこで、日本市場への本格参入を決め、この1年で口座開設者が増え、貴重なフィードバックも多くいただくことができました。こうした手応えを感じる中で、参入して正解だったと実感しています。



日本の投資家の特徴をしっかり理解したうえでの参入だったのですね。実際にフィードバックを得られた点も、大きな収穫だったように感じます。
日本向けサービス改善の裏側:現場で苦労したこと、工夫したポイントは?



日本向けのサービス改善について、特に苦労した点や工夫されたポイントを教えてください。



日本市場向けにサービスを最適化するにあたり、私たちは多くの調整を行ってきました。具体的には、入出金スピードの改善、日本語サポート体制の強化、そしてウェブサイトのユーザーインターフェースの最適化に取り組みました。ユーザーの皆様の声に丁寧に耳を傾け、継続的な改善を重ねることで、より使いやすく、安全性の高い取引環境を提供できるようになっています。



UIやサポート体制まで踏み込んで改善されている点は、日本のユーザーにとって非常に重要ですね。



また、日本市場特有のニーズに応えるため、これまでに多くの人気プロモーションも実施してきました。規制を遵守し、自己責任原則を重視するブローカーとして、利用規約を明確にし、正しくご理解いただくことを非常に重要視しています。



あえて“厳しさ”を選択している点が印象的です。



日本で10年以上事業を展開している他社と比べると、当社の規定はやや厳しく感じられる場合もあるかもしれません。しかし、それは日本のお客様に、長期的に安心してご利用いただくためです。その分、説明不足が不安につながらないよう、透明性の高いコミュニケーションには特に力を入れています。
日本投資家が求めるブローカー像:競合の多い海外FX市場でどう信頼を獲得したか



海外FXは競合が非常に多い市場ですが、その中でどのように信頼を獲得してきたのでしょうか。



Errante は、日本の投資家の皆様にとって、長期的に安心して取引できることを最優先に考えてきました。取引条件の明確化、スプレッドや手数料の透明性、出金・入金処理のスムーズさを徹底しています。



“当たり前のことを徹底する”姿勢が伝わってきます。



日本の投資家は慎重で誠実さを重んじる方が多いです。だからこそ信頼を得るには時間がかかりますが、一度築いた信頼は長期的な関係につながります。この積み重ねが、他社との差別化につながっていると考えています。
信頼構築の舞台裏:1年間で特に重視したことや学びは?



この1年間で、特に重視してきたことや印象的だった学びはありますか。



パートナー様は、私たちにとってマイクや窓のような存在です。お客様と私たちをつなぎ、現場の声やニーズを伝えてくれる非常に重要な存在です。



IBやメディアとの関係性を重視されているのですね。



信頼は広告やキャンペーンだけでは築けません。ユーザーの声に真摯に耳を傾け、サポートの質や出金の透明性を徹底することが最も重要です。この1年間で、信頼は日々のサービス改善の積み重ねから生まれるものだと、改めて実感しました。
日本での今後の展望:2年目に向けて注力したいことは?



最後に、日本市場2年目に向けた展望を教えてください。



2年目は、日本市場向けの教育コンテンツやユーザーサポートをさらに充実させる予定です。取引リスクの理解や、レバレッジを安全に活用する方法など、初心者から上級者まで安心して利用できる環境を整えていきます。



“教育”に力を入れる姿勢は、日本市場との相性も良さそうですね。



パートナー様との連携も一層強化し、日本の投資家の皆様にとって信頼できるブローカーであり続けたいと考えています。ユーザー、パートナー、そしてErranteが共に成長できる一年にしたいですね。
まとめ
日本市場参入からわずか1年ながら、Errante が重視してきたのは、派手な打ち出しではなく「透明性」「誠実さ」「継続的な改善」でした。
日本の投資家の特性を深く理解し、あえて厳格なルールと丁寧な説明を選択する姿勢は、短期的な成果よりも長期的な信頼を見据えた戦略だと言えるでしょう。
2年目に向けて、教育コンテンツやサポート体制をさらに強化するErrante。
日本市場でどのような進化を遂げていくのか、今後の動向にも注目が集まりそうです。

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