【2024年12月版】仮想通貨取引所の世界ランキング！世界最大の取引所は？

世界の仮想通貨取引所は、国内取引所と比べて手数料が安く、取扱銘柄も豊富といった様々なメリットが存在します。

ただし、海外の仮想通貨取引所は国内取引所に比べて規制が緩いことが多いため、利用する際は慎重に選ぶ必要があります。

本記事では、流動性や取引量の規模、取引所の安全性と信頼性などの様々な角度から世界の主要取引所を徹底比較し、ランキング形式で紹介していきます。

世界の仮想通貨取引所について興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

仮想通貨取引所の世界ランキング一覧表

世界ランキング上位の仮想通貨取引所を一覧表にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

※取引所のロゴをタップで解説箇所に移動

なお、当サイトの世界ランキングは独自算出したスコアに基づいて順位付けを行っています。

仮想通貨取引所の世界ランキングのスコアは以下の5つの要素をもとに、100点満点で算出しています。

評価要素	評価内容	配点比率
流動性	平均流動性の高さ （約定のしやすさ）	20%
CoinMarketCap 取引所ランク	CoinMarketCapにおける 取引所のランク	20%
CoinGecko TrustScore	CoinGeckoにおける 取引所のトラストスコア	20%
CoinCarp Score	CoinCarpにおける 取引所のスコア	20%
準備金証明	準備金証明（プルーフオブリザーブ）の 透明性と資産残高	20%

 世界ランキングの根拠とスコアについてはこちら

仮想通貨取引所の世界ランキング

ここでは、世界ランキングTOP10の仮想通貨取引所について詳しく解説していきます。

1位：Binance

2位：Coinbase

3位：Bybit

4位：OKX

5位：Kraken

6位：KuCoin

7位：Bitget

8位：Crypto.com

9位：Gate.io

10位：MEXC

世界の仮想通貨取引所の選び方

仮想通貨取引を始める際、適切な取引所選びは投資の成否を大きく左右します。

以下の9つのポイントを確認しながら、自分に合った取引所を選びましょう。

仮想通貨の取引量や流動性はあるか

取引量と流動性は、円滑な仮想通貨取引を行う上で最も重要な要素です。

まずは、取引量と流動性のポイントを押さえましょう。

流動性	市場	価格
高い	安定する	変動が小さい
低い	変動が大きい	急上昇or急降下

例えば、24時間取引高が10億ドルを超えるような取引所では、売買の約定がスムーズに行われ、希望する価格での取引が実現しやすくなります。

さらに、スプレッド（売値と買値の差）も小さくなる傾向があり、取引コストを抑えることが可能です。

大手取引所は潤沢な資金を保有しており、急激な相場変動にも耐えうる安定性を備えています。

一方、取引量の少ない取引所では、価格操作のリスクや、急激な相場変動時に約定が困難になる可能性があります。

取引手数料や入出金コストは安いか

取引手数料は投資利益を大きく左右する重要な要素です。

メイカー手数料（指値注文）とテイカー手数料（成行注文）の双方を確認し、自分の取引スタイルに合った手数料体系を選ぶ必要があります。

また、入出金時にかかる手数料も含めて総合的なコストを考慮しましょう。

メイカー手数料	0.02%〜0.1%
テイカー手数料	0.05%〜0.1%
入出金手数料	無料〜0.5%

多くの取引所ではVIPプログラムや取引量に応じた手数料割引制度を提供しています。

取引量が増えるにつれて手数料が段階的に下がる仕組みは、頻繁に取引を行うトレーダーにとって大きなメリットです。

また、入出金に関しては、対応している決済方法の種類や手数料体系、処理速度なども重要な判断材料であり、特に仮想通貨の出金手数料は取引所によって大きく異なるため、事前に確認が必要です。

なお、一部の取引所では、特定の仮想通貨での出金手数料を無料にするなどのキャンペーンを実施しています。

レバレッジはあるか

レバレッジ取引は、少額の証拠金で大きな取引を行えます。

利益を最大化するためにも、レバレッジは強力な武器です。

取引所によってレバレッジの上限は異なり、一般的に以下の設定が多く見られます。

現物取引	なし
先物取引	最大100倍
無期限契約	最大125倍
オプション取引	取引内容によって異なる

主要な海外取引所では最大100倍以上のレバレッジを提供していますが、経験や資金力に応じて適切な倍率の選択が重要です。

取扱い銘柄や通貨ペア数が豊富か

投資機会を最大限に活用するには、豊富な取扱い銘柄と通貨ペアが不可欠です。

メジャーな仮想通貨だけでなく、将来性のある新興アルトコインも取り扱う取引所を選ぶことで、多様な投資戦略が可能になります。

メジャーコイン	BTC・ETH・XRP・SOL
ステーブルコイン	USDT・USDC・BUSD
DeFiトークン	UNI・AAVE・CAKE
メタバーストークン	SAND・MANA・AXS

取引所によって、上場基準や審査プロセスは大きく異なります。

厳格な審査を行う取引所では、上場銘柄の信頼性が高く、投資リスクを軽減できるでしょう。

一方で、新興コインの上場が早い取引所では、高いリターンを狙える機会も増えますが、それだけリスクも高まる点には要注意です。

また、通貨ペアの組み合わせも大切になります。

BTC/USDTやETH/USDTなどの主要ペアはもちろん、アルトコイン同士のペアやフィアット（法定通貨）との取引ペアなど、多様な取引オプションがあると、引き出しが増えて便利です。

世界ランキング上位の取引所か

世界ランキングが上位の取引所は、一般的に以下のような特徴を備えています。

資産の安全性や取引の透明性という観点からも、世界的に評価の高い取引所を選ぶのが賢明です。

ただし、世界的な知名度が高くても、日本人ユーザーにとって使いにくい取引所もあります。

例えば、日本語対応が不十分だったり、日本からの出入金手段が限られていたりするケースが挙げられます。

世界ランキングは判断材料の1つとして捉えつつ、実際の使い勝手や機能面も含めて総合的に評価することが重要です。

セキュリティ面の対策はされているか

資産の安全性を確保するため、取引所のセキュリティ対策は特に重視すべきポイントです。

近年、仮想通貨取引所へのハッキング被害が相次いでおり、セキュリティ体制の整備は取引所選びの最重要項目です。

特に、ユーザー資産のコールドウォレット保管比率は重要な指標となります。

一般的に、90%以上の資産をコールドウォレットで保管している取引所は、セキュリティ意識が高いと評価されています。

なお、取引所のセキュリティは、ユーザー側で対策することも重要です。

スマホアプリは使えるか

現代の仮想通貨取引において、スマートフォンからのアクセスは必須といっても過言ではありません。

外出先でも相場をチェックし、タイムリーに取引できるスマホアプリの存在は、投資機会を逃さないために重要な役割を果たしています。

優れた取引所のスマホアプリは、PCと遜色ない以下の機能を備えています。

さらに、アプリの使いやすさも重要な判断基準です。

直感的な操作性やレスポンスの速さ、画面の見やすさなどが、日常的な取引の効率を左右します。

また、アプリのアップデート頻度も注目すべきポイントで、定期的なバグ修正や機能追加が行われているかどうかをチェックしましょう。

セキュリティ面では、生体認証（指紋認証・顔認証）への対応や、デバイス登録制限、ログイン履歴の確認機能なども重要です。

ユーザーの口コミや評価は高いか

SNSや専門フォーラム、アプリストアのレビューなど、様々な場所に投稿される生の声は、取引所選びの重要な判断材料となります。

ただし、個人の主観による評価であることを意識し、複数の情報源からの総合的な判断が重要です。

評価ポイントは以下に着目してください。

特に注意が必要なのは、ネガティブな評価の内容です。

出金遅延や取引システムの不具合、サポート対応の悪さなどの問題は、投資活動に直接影響を与える可能性があります。

とはいえ、古い投稿や一時的な問題に関する評価は、現在の状況と異なる可能性もあるため、最新の情報を重視しましょう。

また、レビューの信頼性も見極める必要があります。

極端に褒めすぎている投稿や、根拠のない批判的なコメントは、ステルスマーケティングや競合他社による意図的な評価操作の可能性もあります。

日本語のサポートは充実しているか

海外の取引所を利用する際、日本語サポートの充実度は快適な取引環境を左右する重要な要素です。

特に初心者の場合、取引に関する疑問やトラブルを日本語で相談できる環境があると、安心感につながります。

取引所選びの際は、以下のような日本語サポート体制を確認しましょう。

取引所の日本語対応は、単なる機械翻訳ではなく、金融や仮想通貨に関する専門用語が適切に翻訳されているかどうかも重要です。

誤訳や不自然な日本語表現は、取引ミスにつながる可能性があるため、注意が必要です。

優れた取引所では、定期的な翻訳の見直しや、日本人ユーザーからのフィードバックを反映した改善を行っています。

世界の仮想通貨取引所を利用するメリット

世界の仮想通貨取引所は、日本国内の取引所と比較して多くのメリットがあります。

以下の7つのメリットを理解することで、より効果的な取引所選びにつながります。

取引量や流動性が高いため約定しやすい

世界の主要な仮想通貨取引所は、流動性や取引量が多いため、大口注文でも価格を大きく動かすことなく執行でき、スリッページ（注文時の価格と実際の約定価格の差）を最小限に抑えられます。

特に、ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな仮想通貨ペアでは、数百万円規模の取引でもすぐに約定します。

また、取引量の多さは価格の安定性にも寄与し、急激な価格変動を抑制する効果があります。

活発な取引が行われる市場では、より効率的な価格形成が実現され、投資家にとって有利な取引機会が増えるでしょう。

日本の取引所に比べて手数料が低い

世界の仮想通貨取引所は、板取引（投資家同士が直接売買を行う方式）を採用しているため、国内取引所と比べて低い手数料で取引が可能です。

海外取引所	0.1%前後
国内取引所	2%〜6%程度
スプレッド差	最大で数十倍

また、世界の主要取引所では、取引量に応じた手数料割引制度も充実しています。

例えば、月間取引量が増えるほど手数料率が下がる仕組みや、取引所独自のトークンを保有することで手数料が割引される特典などです。

また、メーカー（指値注文）とテイカー（成行注文）で異なる手数料体系を採用し、市場の流動性に貢献する取引をより優遇する仕組みも整っています。

入出金手数料についても、世界の取引所は競争が激しいため、非常に低い水準に抑えられています。

取扱銘柄数が多い

世界の仮想通貨取引所は、数百〜二千種類以上にも及ぶ仮想通貨を取り扱っており、投資の選択肢が豊富です。

世界の主要取引所では新興の有望なプロジェクトから実績のある大型銘柄まで、幅広い投資機会を提供しています。

メジャーコイン	BTC・ETH・XRPなど
ステーブルコイン	USDT・USDCなど
DeFiトークン	UNI・AAVE・SNXなど
GameFiトークン	AXS・SAND・MANAなど
NFT関連トークン	APE・RARIなど

さらに、BTC、ETH、USDTなどを基軸とした取引が可能です。

新規上場のタイミングも世界の取引所が先行することが多く、将来性のある新規プロジェクトにいち早く投資できる機会を逃さずに済みます。

取引方法の種類が豊富

世界の仮想通貨取引所では、従来の現物取引やレバレッジ取引に加えて、様々な取引手法を提供しています。

投資家のニーズに応じて、多彩な取引戦略を展開できる環境が整っており、収益機会の最大化が図れます。

特にコピートレードは、経験豊富なトレーダーの取引を自動的にコピーできる人気の機能です。

実績のあるトレーダーの運用成績やリスク管理手法を確認し、自分に合った戦略を選択して運用を任せることが可能です。

高レバレッジで取引できる

世界の仮想通貨取引所では、100倍以上というハイレバレッジ取引が可能です。

日本の取引所では金融庁の規制により最大2倍までしか認められていません。

少額の証拠金で大きな取引ができれば、資金効率を高める可能性が広がるでしょう。

ただし、ハイレバレッジ取引にはそれだけ大きなリスクも伴います。

1%の価格変動で証拠金が100%増減する可能性があるため、適切なリスク管理が不可欠です。

リスク対策として、多くの取引所では、取引量や口座残高に応じて利用可能なレバレッジ倍率が変動する仕組みを採用しており、ユーザーの取引経験に合わせた安全な取引環境を提供しています。

ゼロカットシステムがあるので追証がない

世界の主要な仮想通貨取引所では、ゼロカットシステムが導入されています。

ゼロカットシステムとは、取引で発生した損失が証拠金を上回った場合でも、口座残高がマイナスにならないよう、取引所が損失を補填する仕組みです。

国内の証券取引のような追加証拠金（追証）の請求がないため、投資家は投資額以上の損失を被るリスクから保護されています。

特にレバレッジ取引において、ゼロカットシステムは非常に重要です。

さらに、多くの取引所ではロスカットの水準を段階的に設定可能で、より安全にリスク管理を行えます。

例えば、証拠金維持率が80%を下回った時点でポジションを清算するなど、ユーザーの運用スタイルに合わせた設定が可能です。

ポジションのモニタリングも容易で、現在の証拠金維持率やロスカットまでの価格変動幅なども、リアルタイムで確認できます。

特典やキャンペーンが充実している

世界の仮想通貨取引所は、競争が激しいため、魅力的な特典やキャンペーンが豊富に用意されています。

具体的には以下のような特典が用意されています。

特に新規ユーザー向けの特典は充実しており、無料で取引を始められる入金不要のボーナスや、初回入金額に応じた特別ボーナスなど、取引開始時のハードルを下げる工夫がされています。

例えば、Bybitであれば新規口座開設で最大450万円のボーナスを実施しており、業界最高金額のボーナスを提供しています。

世界の仮想通貨取引所を利用するデメリット

世界の仮想通貨取引所を利用する際は、そのデメリットも十分に理解しておく必要があります。

以下の6つのデメリットを把握し、対策を講じることで、より安全な取引が可能です。

セキュリティ対策が不十分な取引所もある

世界の仮想通貨取引所の中には、セキュリティ対策が十分でない業者も存在します。

小規模な取引所では、基本的なセキュリティ機能すら整備されていないケースもあり、ユーザーの資産が常にリスクにさらされている状態となっています。

セキュリティが不十分なことによって発生するリスクは以下の通りです。

リスク回避のためにも、取引所選びでは、以下のようなセキュリティ対策が実施されているかを確認しましょう。

特に、資産の大部分をコールドウォレットで保管している取引所は、オンライン上の攻撃リスクを最小限に抑えられます。

また、定期的なセキュリティ監査の実施や外部の専門機関との連携も、取引所の信頼性を示す重要な指標となっています。

取引所の多くが日本金融庁に登録されていない

世界の仮想通貨取引所の大半は、日本の金融庁に登録されていない未登録業者です。

未登録業者のため、日本の法規制や監督の対象外となり、トラブル発生時に日本の金融当局による保護を受けられません。

国内取引所のような監査や規制も適用されないため、ユーザー保護の面で以下のリスクがあります。

海外取引所の中には、世界的に高い評価を受け、各国の規制当局からライセンスを取得している業者も存在します。

しかし、日本の法規制に準拠していないため、国内ユーザーの保護という観点では不安が拭えません。

実際に、突然のサービス停止やエグジットスキャムと呼ばれる詐欺的な行為により、ユーザーが資産を失うケースも報告されています。

リスクを軽減するためには、取引所の運営実績やライセンス取得状況、外部監査の実施状況などを慎重に確認する必要があります。

日本語のサポートが充実していない取引所もある

世界の仮想通貨取引所の多くは、英語を主要言語としており、日本語サポートが不十分なケースが少なくありません。

取引所のインターフェースや重要な告知が英語のみで提供され、トラブル発生時のサポート対応も英語でのコミュニケーションを求められることがあります。

日本語でサポートを受けられないことで考えられる影響は以下の通りです。

例えば、取引に関する重要な情報やリスク説明が英語でのみ提供される場合、誤認識や判断ミスにつながる可能性があります。

さらに、緊急時やトラブル発生時に、迅速な対応を受けられないことで、損失が拡大するリスクもあります。

取引所選びでは日本語にも対応しているか確認しておくと、万が一の時にも余計な負担が減るので安心です。

以下の取引所は日本語にも対応しているので参考にしてください。

日本円は使えない

世界の仮想通貨取引所では、日本円による直接的な取引や入出金に対応していないケースがほとんどです。

日本円が使えない影響は以下の通りです。

最終的に利益を日本円に換金する際は、国内取引所を経由する必要があり、手続きが煩雑になります。

また、為替レートの変動により、想定以上のコストが発生する可能性もあるので注意が必要です。

しかし、日本円が使えなくても以下の方法で入金可能です。

初心者には取引画面が難しい

初心者にとっては、以下の取引画面が難しいと感じるかもしれません。

さらに以下の機能を使いこなすまでに時間を要します。

初心者は必要な情報を見極めることが難しく、重要な指標を見落としたり、誤った判断をしてしまう可能性があります。

税金が高くなるケースもある

世界の仮想通貨取引所での取引は、税務申告が複雑になり、場合によっては予想以上の税負担が発生します。

国内取引所とは異なり、取引履歴や損益計算に必要な資料が十分に提供されないケースも多く、確定申告の際に手間とコストがかかる可能性があるのです。

特に以下のような場合は要注意です。

仮想通貨取引所での取引は、日本の税法上「雑所得」として申告する必要があり、給与所得などと合算して総合課税となります。

税金に関して不安がある方は税理士に相談するのも1つの手です。

世界の仮想通貨取引所を利用する際の注意点

世界の仮想通貨取引所を利用する際は、以下の4つの注意点を理解しておきましょう。

利益は課税対象のため確定申告が必要

仮想通貨取引で得た利益が20万円を超えた場合は、日本の税法上「雑所得」として確定申告が必須となります。

海外取引所での取引も例外ではなく、年間の利益を正確に計算し、適切に申告する必要があります。

課税の対象となる所得は、売買益だけでなく、以下のような収入も含まれるので気を付けましょう。

リスク管理やセキュリティ対策を十分にする

世界の仮想通貨取引所を利用する際は、リスク管理とセキュリティ対策が不可欠です。

個人では以下のセキュリティ対策が可能です。

そして、取引におけるリスク管理も重要です。

レバレッジ取引を行う場合は、適切なポジションサイズの設定やストップロス注文の活用がリスクを回避してくれます。

日本の金融当局に登録されていないため自己責任

世界の仮想通貨取引所の多くは、日本の金融庁に登録されていない海外事業者です。

トラブルが発生した際は日本の金融当局による保護を受けられず、全て自己責任での対応が求められます。

保護を受けられないため、取引開始前に、各取引所の信頼性や運営体制を確認することが重要です。

金融庁未登録の取引所を利用する際は、以下の対策を自身で行うとリスクヘッジに繋がります。

また、一部の取引所では日本からのアクセスを制限または禁止している場合もあるため、利用規約や法的リスクについても事前に確認が必要です。

他にも、取引所の突然の方針変更や規制強化により、サービスが制限されるリスクも想定しておきましょう。

日本と世界では呼び方が違う

仮想通貨は、世界各国で様々な呼び方や定義が存在します。

2019年の資金決済法の改正により、日本では法令上の名称が「仮想通貨」から「暗号資産」に変更されました。

国際的な呼称である「Crypto Asset（クリプトアセット）」に合わせた変更であり、投資商品としての性質をより正確に表現しています。

国・地域	呼び方
日本	暗号資産（法令上）/仮想通貨（一般的）
英語圏	Cryptocurrency/Crypto Asset
EU	Virtual Currency/Crypto Asset

名称変更の背景には、以下の要因があります。

呼称の違いは、取引所の利用にも影響を与えており、取引所の利用規約や説明文書では、各国の法令に従って異なる用語が使用されることがあります。

また、同じ商品やサービスでも、地域によって異なる名称で提供されることもあります。

暗号資産という呼称は、ブロックチェーン技術を用いた暗号化によって価値を保証する「資産」としての性質を強調しており、投資商品としてのリスクと特性を適切に表現しています。

なお、一般的なコミュニケーションでは「仮想通貨」という呼び方も広く使用されており、どちらの呼称を使用しても問題ありません。

仮想通貨取引所の世界ランキングの根拠とスコアについて

当サイトでは、仮想通貨取引所の世界ランキングの根拠として、独自算出したスコアを使用しています。

スコアの構成

スコアは以下の5つの評価要素で構成されており、0.00~100.00までの点数が与えられます。

評価要素	評価内容	配点比率
流動性	平均流動性の高さ （約定のしやすさ）	20%
CoinMarketCap 取引所ランク	CoinMarketCapにおける 取引所のランク	20%
CoinGecko TrustScore	CoinGeckoにおける 取引所のトラストスコア	20%
CoinCarp Score	CoinCarpにおける 取引所のスコア	20%
準備金証明	準備金証明（プルーフオブリザーブ）の 透明性と資産残高	20%

5つの評価要素にはそれぞれ配点比率が定められており、各要素で1位の取引所には配点比率の点数がそのまま加点され、1位以外の取引所には、各要素の最大値（もしくは最小値）と平均値に基づいた相対的な値が加点されます。

流動性：20％

計測期間中（2024年11月5日～2024年12月9日）において、1日に2回ランダムな時間にCoinMarketCapの平均流動性スコアを計測し、それらを平均化した値を使用します。

取引所	加点スコア	CoinMarketCap 平均流動性スコア
Binance	20.00/20	859/1,000
Coinbase	16.44/20	709/1,000
Bybit	14.42/20	674/1,000
OKX	15.37/20	688/1,000
Kraken	15.95/20	699/1,000
KuCoin	11.16/20	620/1,000
Bitget	13.96/20	668/1,000
Crypto.com	15.37/20	688/1,000
Gate.io	8.92/20	560/1,000
MEXC	12.58/20	647/1,000

調査の結果、世界ランキング上位10社の中で流動性が最も高い取引所は「Binance」、最も低い取引所は「Gate.io」となりました。

CoinMarketCap 取引所ランク：20％

計測期間中（2024年11月5日～2024年12月9日）において、1日に2回ランダムな時間にCoinMarketCapの取引所ランクを計測し、それらを平均化した値を使用します。

取引所	加点スコア	CoinMarketCap 取引所ランク
Binance	20.00/20	1位/250社
Coinbase	19.44/20	3位/250社
Bybit	19.86/20	2位/250社
OKX	18.75/20	4位/250社
Kraken	15.00/20	7位/250社
KuCoin	12.86/20	8位/250社
Bitget	16.53/20	6位/250社
Crypto.com	7.50/20	13位/250社
Gate.io	9.00/20	11位/250社
MEXC	6.43/20	15位/250社

調査の結果、世界ランキング上位10社の中でCoinMarketCapの取引所ランクが最も高い取引所は「Binance」、最も低い取引所は「MEXC」となりました。

CoinGecko TrustScore：20％

計測期間中（2024年11月5日～2024年12月9日）において、1日に2回ランダムな時間にCoinGeckoのTrust Scoreを計測し、それらを平均化した値を使用します。

取引所	加点スコア	CoinGecko TrustScore
Binance	20.00/20	10/10
Coinbase	20.00/20	10/10
Bybit	20.00/20	10/10
OKX	20.00/20	10/10
Kraken	20.00/20	10/10
KuCoin	20.00/20	10/10
Bitget	15.00/20	9/10
Crypto.com	15.00/20	9/10
Gate.io	15.00/20	9/10
MEXC	15.00/20	9/10

調査の結果、世界ランキング上位10社の中でCoinGeckoのTrustScoreが最も高い取引所は「Binance」、「Coinbase」、「Bybit」、「OKX」、「Kraken」、「KuCoin」の6社となり、最も低い取引所は「Bitget」、「Crypto.com」、「Gate.io」、「MEXC」の4社となりました。

CoinCarp Score：20％

計測期間中（2024年11月5日～2024年12月9日）において、1日に2回ランダムな時間にCoinCarpの取引所スコアを計測し、それらを平均化した値を使用します。

取引所	加点スコア	CoinCarp Score
Binance	20.00/20	9.55/10
Coinbase	17.65/20	8.51/10
Bybit	17.07/20	8.39/10
OKX	13.78/20	7.90/10
Kraken	16.21/20	8.23/10
KuCoin	15.36/20	8.09/10
Bitget	7.79/20	6.63/10
Crypto.com	13.07/20	7.81/10
Gate.io	16.81/20	8.34/10
MEXC	8.55/20	6.89/10

調査の結果、世界ランキング上位10社の中でCoinCarpの取引所スコアが最も高い取引所は「Binance」、最も低い取引所は「Bitget」となりました。

準備金証明：20％

計測期間中（2024年11月5日～2024年12月9日）において、1日に2回ランダムな時間に各取引所が公表している準備金証明（プルーフオブリザーブ）の資産残高を確認し、最新の値を使用します。

取引所	加点スコア	準備金証明
Binance	20.00/20	$161,858,865,971
Coinbase	12.98/20	$178,051,055
Bybit	13.50/20	$6,505,772,970
OKX	15.69/20	$31,942,262,329
Kraken	13.20/20	$2,949,412,684
KuCoin	13.39/20	$5,187,385,104
Bitget	12.98/20	$263,462,367
Crypto.com	13.25/20	$3,515,246,523
Gate.io	13.49/20	$6,271,386,445
MEXC	13.02/20	$720,641,616

調査の結果、世界ランキング上位10社の中で準備金証明（プルーフオブリザーブ）の資産残高が最も多い取引所は「Binance」、最も少ない取引所は「Coinbase」となりました。

スコアの内訳

各仮想通貨取引所ごとのスコアと、５つの評価要素におけるスコアを以下の表にまとめています。

取引所	スコア	流動性	CoinMarketCap 取引所ランク	CoinGecko TrustScore	CoinCarp Score	準備金証明
Binance	100.00/100	20.00/20	20.00/20	20.00/20	20.00/20	20.00/20
Coinbase	86.51/100	16.44/20	19.44/20	20.00/20	17.65/20	12.98/20
Bybit	84.85/100	14.42/20	19.86/20	20.00/20	17.07/20	13.50/20
OKX	83.59/100	15.37/20	18.75/20	20.00/20	13.78/20	15.69/20
Kraken	80.36/100	15.95/20	15.00/20	20.00/20	16.21/20	13.20/20
KuCoin	72.77/100	11.16/20	12.86/20	20.00/20	15.36/20	13.39/20
Bitget	66.26/100	13.96/20	16.53/20	15.00/20	7.79/20	12.98/20
Crypto.com	64.19/100	15.37/20	7.50/20	15.00/20	13.07/20	13.25/20
Gate.io	63.22/100	8.92/20	9.00/20	15.00/20	16.81/20	13.49/20
MEXC	55.58/100	12.58/20	6.43/20	15.00/20	8.55/20	13.02/20

世界の仮想通貨取引所に関するよくある質問と回答

世界の仮想通貨取引所について、多くのユーザーが疑問に感じる点を質問と回答形式でまとめました。

世界最大の仮想通貨取引所は？

世界最大の仮想通貨取引所はBinance（バイナンス）です。

Binanceは、現在世界最大の仮想通貨取引所として、2017年の設立以来急速な成長を遂げ、24時間取引高は数兆円規模に達しています。

1000種類以上の仮想通貨を取り扱い、2億人以上のユーザーを抱える巨大プラットフォームです。

取引量の規模は、2位以下の取引所を大きく引き離しており、市場での影響力も極めて強くなっています。

世界ランキングTOP10以外で優良な取引所は？

特に日本人ユーザー向けのサポートや使いやすさを重視する場合、ランキング以外の要素も重要な判断材料となります。

世界ランキングTOP10以外の仮想通貨取引所にも優良な取引所は多数存在します。

中でも、以下の取引所がおすすめです。

取引所	特徴
BingX	コピートレード機能が充実
	スマホアプリの操作性や機能性が高評価
BitMart	豊富な取引ペアと機能
	低い取引手数料
	高いセキュリティと信頼性

ランキング外の取引所を選ぶ際は、運営企業の透明性や財務状況、ユーザーからの評価なども総合的に判断することが重要です。

特に、規制対応やコンプライアンス体制の整備状況は、取引所の信頼性を測る重要な指標となるのでチェックしておきましょう。

世界ランキングに日本の仮想通貨取引所はある？

現在、世界の取引所ランキング上位に日本の取引所は入っていません。

世界の仮想通貨取引所と比較すると以下の違いが挙げられます。

ただし、セキュリティや法令順守の面では、日本の取引所は世界的にも高い水準を保っています。

世界的な影響力は限定的ですが、日本のユーザーにとって安全で使いやすい取引環境を提供している点は、国内取引所の重要な価値となっています！

日本国内と海外の仮想通貨取引所の違いは？

日本国内の取引所と海外取引所では、規制環境やサービス内容に大きな違いがあります。

国内取引所は金融庁の厳格な監督下にあり、ユーザー保護が重視される一方、海外取引所は規制が緩やかで、より自由度の高いサービスを提供しています。

取引所の特徴	国内取引所	海外取引所
レバレッジ上限	最大2倍	最大100倍以上
取扱通貨数	数十種類	数百種類
取引手数料	1%前後～	0.1%前後～
日本語サポート	充実	取引所により異なる
法的保護	金融庁による保護	基本的に自己責任
入出金方法	銀行振込が中心	仮想通貨による送金が中心

国内取引所	海外取引所
・厳格な本人確認 ・資産分別管理の義務付け ・取引履歴の提供 ・日本円での取引 ・確定申告のサポート	・豊富な取引オプション ・低コストでの取引 ・高レバレッジの提供 ・新規コインの早期上場 ・グローバルな取引環境

選択の基準としては、取引の目的や頻度、リスク許容度、必要なサポートレベルなどを考慮することが重要です。

初心者の場合は、国内取引所から始めると、充実したサポートの元で取引の基礎を学べますよ。

海外FX業者との違いは？

海外FX業者と仮想通貨取引所では、取引の本質や提供されるサービスが異なる点があります。

特徴	仮想通貨取引所	海外FX業者
取引対象	実物の仮想通貨	CFDなどの金融商品
資産の保有	実際に保有可能	価格変動の取引のみ
出金方法	仮想通貨で出金可	法定通貨のみ
取引手数料	取引額の一定割合	スプレッドが中心
追加機能	ステーキングなど	MT4/MT5との連携
規制環境	仮想通貨特有の規制	FX業者としての規制

仮想通貨取引所	海外FX業者
・仮想通貨の現物取引 ・ウォレットサービス ・ステーキング報酬 ・ICOへの参加 ・DEXとの連携	・使い慣れたFXプラットフォーム ・豊富なテクニカル指標 ・EAの利用が可能 ・レバレッジの柔軟な設定 ・複数の金融商品との取引

tier1仮想通貨取引所とは？

tier1仮想通貨取引所とは、業界で最高水準の信頼性と取引量を誇る取引所を指します。

tier1取引所を利用するメリットは6つです。

投資規模や取引頻度が大きいユーザーほど、tier1取引所の利点を活かせます。

ただし、日本からのアクセスに制限がある取引所もあるため、事前の確認が必要です。

以下は、tier1に分類される代表的な取引所なのでぜひ参考にしてください。

利益が出たときに確定申告しなくてもばれない？

仮想通貨取引での利益が20万円を超えた場合は、確定申告する必要があります。

申告を怠ると、無申告加算税が課される可能性があり、違法行為の対象です。

近年、税務当局の調査能力は著しく向上しており、海外取引所での取引も把握されるリスクが高まっています。

納税しないリスクを取るよりも、適切な金額を納税して取引を続けた方が信用面や精神面でも健全といえます。

多くの取引所では確定申告用の年間取引報告書を提供しています。

また、確定申告ソフトやe-Taxを利用することで、比較的簡単に申告することができます。

特に海外取引所での取引は、自身で記録を管理する必要があり、確定申告の手続きが複雑になりやすいため、自身で対応することが難しければ、税理士に相談することをおすすめします。

仮想通貨を海外取引所に送金や入金するならどこがおすすめ？

最適な入金方法は、取引の目的や金額、緊急性などによって異なります。

入金方法	特徴	手数料目安	処理時間
XRP送金	高速・低コスト	数円～	数分
BTC送金	信頼性が高い	数百円～	10～60分
ETH送金	安定した処理	数百円～	数分
USDT(TRC20)	低コスト	数十円～	数分
クレジットカード	即時反映	3％～	即座

送金時のチェックポイントは以下の5つです。

また、初めて送金する場合は、少額でテスト送金を行い、正常に処理されることを確認してから本格的な送金を行えば、ミスをしてもダメージが少なくて済みます。

また、緊急時に備えて、複数の入金方法を用意しておくことも重要です。

仮想通貨を保管するウォレットはどこがおすすめ？

仮想通貨の安全な保管には、目的や金額に応じて適切なウォレットを選択することが重要です。

特に大金を保管する場合は、セキュリティ性の高いハードウェアウォレットの使用をおすすめします。

以下の表はウォレットの特徴やおすすめできるものをまとめたものです。

種類	セキュリティ	利便性	コスト
ハードウェア			高
デスクトップ			無料
モバイル			無料
ウェブ			無料

ハードウェアウォレット	特徴
Ledger Nano X/S	多通貨対応・高セキュリティ
Trezor Model T/One	使いやすいUI・堅牢な設計
BitBox02	コンパクト・タッチセンサー式の操作性
KeepKey	大画面・分かりやすい操作
CoolWallet Pro	モバイル連携・カード型

資産規模	ウォレットの種類
100万円以上	ハードウェアウォレット
10～100万円	デスクトップウォレット
10万円以下	モバイルウォレット

セキュリティ対策として、秘密鍵の安全な保管や、定期的なパスワードの更新も重要です。

年齢制限はある？

一般的に18歳以上が対象となっています。

世界の仮想通貨取引所では、各国の法規制や自主規制に基づいて年齢制限を設けています。

未成年者の取引については、親権者の同意があっても認められないケースがほとんどです。

本人確認は必要？

ほとんどの主要な仮想通貨取引所では、マネーロンダリング対策やテロ資金供与防止の観点から、本人確認（KYC：Know Your Customer）手続きを実施しています。

取引開始前に、身分証明書の提出や居住地の確認が必要となります。

本人確認の際に必要な身分証は以下の通りです。

基本的に顔写真付きのものが提示条件になるので要注意です。

本人確認は面倒と感じるかもしれませんが、メリットもあるため、仮想通貨取引所を利用する際は早めに済ませておきましょう。

一部の取引所では簡易的な本人確認のみで取引を開始できますが、取引額や出金額に厳しい制限が設けられることが一般的です。

まとめ

本記事では、世界の主要な仮想通貨取引所をランキング形式で紹介してきました。

世界の仮想通貨取引所は、豊富な取引ペアと低コストの取引手数料、高いレバレッジ取引など、国内取引所にはない多くのメリットがあります。

「これから世界の仮想通貨取引所で仮想通貨取引を始めたい」と考えている方は、ぜひ本記事を参考にしながら取引所選びをしてみてくださいね！